「まことの華姫」 畠中 恵

 しゃばけシリーズで好きになった作家さんの、作品。

 作家生活15周年記念作品なのだとか。

まことの華姫


まことの華姫
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畠中 恵
KADOKAWA (2016-09-28)
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 Amazonからのあらすじ
 人形遣い月草と姫様人形お華の迷コンビが江戸の事件を快刀乱麻!

 江戸は両国。暮れても提灯の明かりが灯る川沿いの茶屋は、夜も大賑わい。
 通りの向こうの見世物小屋では、人形遣いの芸人、月草の名が最近売れてきている。なんでも、木偶の姫様人形、お華を相方に、一人二役の話芸を繰り広げるのだという。
 それも、話芸が目当てというより、お華に会いに来るお客が多いというのだ。
 何故なら。“まことの華姫”は真実を語る――

 姉を殺したのは、実の父かもしれないと疑う、小屋一帯の地回り山越の娘・お夏。
 六年前の大火事で幼な子を失い、諦めきれずに子ども捜しを続ける夫婦。
 二年前に出奔したまま行方知れずの親友かつ義兄を探しにはるばる西国からやってきた若旦那。
 そして明らかになる語り部・月草の意外な過去……

 心のなかに、やむにやまれぬ思いを抱えた人々は、今日も真実を求めてお華の語りに耳を澄ます。
 しかし、それは必ずしも耳に心地よいものばかりとは限らなくて……
 快刀乱麻のたくみな謎解きで、江戸市井の人々の喜怒哀楽を描き出す、新たな畠中ワールド!



 なのですが、個人的には★3つかな。
 惜しいのです。
 どちらに主眼を置きたいのか。
 他の方でも書いてらっしゃる方がいますが、「何」が目玉商品なのかがわかりにくい感じです。

 主人公は腹話術師の月草なのか、それとも操られているお華なのか、山越の親分の娘お夏なのか。
 「しゃばけ」のイメージに引きずられるので、木偶人形のお華が、本当に自分で喋っているのか? と思わせたいのか、影が薄い腹話術師の月草が実は切れ者なのか、お夏がワトソンよろしくご都合主義的に閃くのか。

 どれも違うかな、って感じです。
 素材自体は面白いと思いますし、江戸時代の感じを知りたいとか、そういう風に読むべきものなのか。

 ぐいぐい引き込まれず、かと言って投げ出すほど面白くないわけじゃない。
 ということで、「惜しい」な~って思っちゃった。

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