「輝夜姫」 清水 玲子

 雑誌連載当時、途中まで読んでいて、その後ずーっと、あの話の続きはどうなったんだろうな~と気になりながらも、放置していたシリーズ。

 清水玲子さんの絵を目にすると、どうしても気になっていたのです。

輝夜姫 全14巻 完結セット(白泉社文庫) (白泉社文庫 )


輝夜姫 全14巻 完結セット(白泉社文庫) (白泉社文庫 )

 画像等提供:amazon画像リンク作成ツール




 ということで、思い切って購入。
 土日で、一気に読みました。


 一気に読ませる筆力はある。
 が、疑問がすっげ残る。
 もやっとする。
 そんな作品でした。

 以下、ネタバレありです。




 お話は、画廊に乱入して、絵を焼き払う少年たちから始まります。
 絵のモデルは、岡田 晶 という女子高生。
 とっても、ボーイッシュな少女ですが、彼女は里子先の母親から性的関係を求められたり、里子先の子どもに執拗な愛情表現を受けたりと、結構大変な様子。

 そして、少年二人、「由(ゆい)」と「碧(みどり)」がやってきて、彼女を連れ出します。

 どうやら、彼女たちは、「神淵島(かぶちじま)」というところに、幼少期集団で住んでいたようなのですが、16歳になるとかぐや姫の生贄として、首を刎ねられる、もしくは事故などで死んでしまうという運命にあるというのです。

 アメリカ軍のキャンプの場所として神淵島が選ばれるということで、そこに行くのですが……。

 というところで、色々と訳ありの少年達(過去には、神淵島に住んでいた)が集まります。
 唯一の女性が晶。

 不思議な生態系を有する島で、食料が消えたり、何だりと色々事件が起こるのですが!

 でもね、そこで出てきた、蓬莱の枝の謎が出てこなかったり、蓬莱の枝以外の宝物が出てこなかったり。
 その話(伏線)はどこ行った? っていう感じで、実は彼らはクローンなんですよっ! っていうところに、話が流れていきます。

 で、クローンなんだから、本体に異常があったときには臓器を頂戴、ということで。
 本体の方から、クローンへと目の移植があったり、本体の身体がめっためただから、本体からクローンの方へ臓器移植されたり、っていうのがありながらも、心臓を抜かれたり、右手だの皮膚だの取られたり、色々としていくわけです。

 でも、クローンたちの方も、ただそれで殺されて終わりではなく、細胞レベルで本体を乗っ取っちゃうわけです。
 それが、神淵島にある、不思議なカビのせいではないかみたいな話にもなっていくんですけれど。

 主人公晶は、中国の「李 玉鈴」のクローンだったんですが、玉鈴死亡のため、そのまま成り代わります。
 李家のお家問題に発展しそうな種は蒔いておきながらも(話の中で)、それについては放置。

 で、蘇ったクローンたちは、みんな「晶」Love! 晶命っ! みたいな状況に陥って行ったりするんですけれど。

 何だかねー?? みたいな。

 輝夜姫は、女人としか交わらないから、交わっちゃったら、天に還れないから、みたいなことがあるのに、普通に男の人と交わっちゃうし?
 それについては、別に何もないし?

 うーん??

 小学館漫画大賞だかを受賞しているっていう割には……。
 伏線が拾い切れてないぞー?? っていう。

 他の方もレビューで書いてたんですけれど、絵が上手いのと、素材が面白いっていうことで、怒濤に流れて行きますが、こんなもやもや感じを抱えるのが、この人の作品であるならば、他の作品を読む気にはならんぞな……っていうね。

 そんな感じがしました。
 でも、ずーっとストーリーが気になっていたので、それがすっきりしただけ、よしとします。

コメントの投稿

非公開コメント

Attention!

 記事に関係のないコメントやTB、こちらに挨拶コメントまたそちらの記事内に当blogへのリンクのないTBに関しては、管理人の判断によって削除させていただくことがありますので、ご容赦くださいませ。

Counter
Calender
Annex

 こちらもよろしくお願いします。
樟乃坂語り物匣 Tale of Kuzuha
 長編ファンタジーなど、樟葉オリジナルの小説を掲載しています。
月の庭に天使の卵
 天然石やオラクルカードなどスピリチュアル系の日記になります。
 そういうの嫌いな人でも大丈夫とは思いますが、ご訪問の際はご注意ください。

Mail to Kuzuha
おさるの郵便屋さん

名前:
メール:
件名:
本文:

blogを始めて

About Kuzuha

樟葉

Author:樟葉
名前をClickしていただくと、自己紹介ページに飛びます。

My Darling
Search